百日咳の予防と対策について
掲載日:2025年7月31日更新
百日咳とは
けいれん性の咳発作を特徴とする感染力が強い急性気道感染症です。乳児(特に新生児や乳児早期)では重症化することがあります。通常5~10日間(最大3週間程度)の潜伏期を経てかぜ症状にはじまり、次第に咳の回数が増えて程度も激しくなります。感染経路は患者の咳やくしゃみなどによる飛沫感染と接触感染です。
予防と対策
百日咳ワクチンを含む5種混合ワクチンが定期接種で行われています。重症化予防の観点から、定期接種の対象(月齢)に達した乳児はすみやかに接種を受けることが重要です。特に乳児や妊婦が周辺にいる方は感染予防に注意しましょう。ワクチン接種後年数が経過した方も感染する可能性があるため、マスクの着用や咳エチケット、手洗い等の基本的な感染対策を徹底することに加え、咳が持続する場合は早めに医療機関を受診しましょう。
住民の皆様へ
百日咳において、県内でも薬剤耐性菌が検出されております。百日咳に限らず、処方された抗菌薬(抗生剤)については、薬剤耐性菌を作らないよう、医師の指示に従い、最後まできちんと服薬しましょう。
問合せ先 最上保健所 保健企画課 〒996-0002 新庄市金沢字大道上2034 ℡0233-29-1268