(目的)

第1条　この条例は、戸沢村が所有し、給湯の権利を有する温泉について適正な管理運営を図るために必要な事項を定め、もって村民等の健康及び福祉の増進並びに余暇活動の向上を図るとともに、産業の振興に寄与することを目的とする。

(定義)

第2条　この条例における用語の定義は、次のとおりとする。

(名称及び位置)

第3条　戸沢村営温泉(以下「温泉」という。)の名称及び位置は、次のとおりとする。

(給湯施設)

第4条　温泉を給湯することができる施設は、次のとおりとする。

(温泉の受給申請及び承認)

第5条　温泉の分湯を行使している既得権者で温泉の受給を受けようとするものは、村長に温泉受給申請書を提出し、その承認を受けなければならない。ただし、新規の分湯は、認めないものとする。

(温泉の供給)

第6条　温泉の供給は、昼夜不断とする。ただし、村長は、天災地変、停電、供給施設及び給湯装置の破損その他避けることのできない事故が発生したときは、一時温泉の供給を停止し、又は制限することができる。この場合において、村は、損害賠償の責めを負わない。

(給湯装置の新設、改良等)

第7条　給湯装置を新設し、改良し、又は撤去しようとする者は、村長の承認を受けなければならない。

(給湯装置の検査等)

第8条　村長は、給湯管理上必要があるとき、給湯装置を検査し、温泉使用者に対し適正な措置を指示することができる。

(温泉の使用料)

第9条　村長は、必要と認めたときは、温泉の受給者から使用料を徴収することができる。

(委任)

第10条　この条例に定めるもののほか、温泉の管理運営に関し必要な事項は、村長が別に定める。