最上川舟下りの里

戸沢村役場

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年頭のあいさつ

掲載日:2012年1月1日更新

新年あけましておめでとうございます。

 村民の皆さまに於かれましては、穏やかな新春をお迎えのこととお慶び申し上げますとともに、日頃からの村政運営に対し温かいご理解とご協力を賜り、衷心よりお礼申し上げます。

 さて、昨年は三メートル余にも達した豪雪や、三月十一日に発生した未曾有の東日本大震災、東日本縦断かと心配した台風の襲来と、それに伴う異常なまでの豪雨等々、大自然災害が日本列島に次から次へと襲い掛かり、自然災害の恐怖を改めて痛感致しました。被災されました皆さまのご冥福とお見舞いを申し上げ、一日も早い復旧・復興をご祈念申し上げます。 

 また、今なお関係者により必死の対応策が講じられています、原発放射能漏れ事故による放射性物質「セシウム」が、県内全域に於いて不検出となったことは、食糧生産の主産地である山形県の食の安全性が証明されたことでもあり、本村の基幹産業である稲作農家にとっては、一同安堵したところでありますが、尚一層、当村に於いても村民の安全・安心を守るため、引き続き防災・危機管理の充実に努めてまいる所存であります。

  このような中、本年度(平成二十三年度)を初年度とする向こう十カ年に亘る「第四次戸沢村総合計画」の第一年次目が、具体的に展開しております。大きな懸案事項の一つでもあります「統合中学校改築事業」については、先月に入札が執行され着工の運びとなりました。今後は、工事期間中の安全対策に万全を期するとともに、明年四月の開校に向けて、諸準備を鋭意進めて参ります。  さらに、昨年採択になりました「戸沢地区経営体育成基盤整備事業」につきましては、現在、実施設計を作成中であり、併せて各種手続きを遅滞なく進めておりますので、引き続きご理解とご協力の程を宜しくお願い申し上げます。 

  昨今の経済情勢から推測すれば、村に於いても引き続き厳しい財政運営が予測されますことから、しっかりと時代背景を的確に見極め、常に村民の皆さまの目線に立ち、諸施策・事務事業等を見直しつつ、しかも、効率化を図るための行財政改革も断行しながら、村政運営の基本理念とする「自立・活力・住民協働による村の創造」に向けて、第四次戸沢村総合計画に掲げる諸施策を着実に推進して参ります。

  そして、先の東日本大震災からの教訓を生かしつつ、「人と人との絆を大事にし」「支え合い」「心を通わせ」、村民一人一人が担うべき役割を認識していただき、知恵を出し合いながら地域の課題を解決し、住民と地域と行政が連携し合うことで、地域発展に結びつけて行きたいと考えております。

  今後とも、村民の皆さまに於かれましては、尚一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げ、年頭のご挨拶と致します。